効果的な脱毛には毛周期が重要です。
こんな疑問も毛周期を知れば一気に解決します。
今回は毛周期と脱毛の関係について解説します。
毛周期とは？
（画像引用：イデア美容皮膚科クリニック）
毛周期は、毛が生えてから自然に抜け落ち、また毛が生えるという、毛の生え変わりの循環のことです。
毛はずっとこのサイクルを繰り返しています。
脱毛の施術をした時に、毛がどの成長段階だったかで脱毛効果が変わります。
ポイントは「成長毛」です。
毛周期と脱毛効果の関係
毛周期のそれぞれの時期の特徴と、脱毛効果との関係をまとめました。
| 特徴 | 脱毛効果 | |
|---|---|---|
| 成長期 成長後期 | 毛根が深く メラニン色素が濃い | ◎ |
| 退行期 | 毛根が浅く メラニン色素は薄くなる | △ |
| 休止期 | 毛の成長は止まり 毛根は離れる | × |
成長期、退行期、休止期それぞれの毛（毛穴）は混ざって生えています。
毛の黒いメラニン色素を通じて、光やレーザーが毛根にダメージを与えるのが脱毛です。
つまり、毛と毛根が離れてしまっていたり、毛穴に毛が生えていなければ、脱毛効果は得られません。
ということは成長期の毛＝成長毛がもっとも脱毛効果を得やすいタイミングなんです。
脱毛すると、その時点で生えている成長毛は処理されます。
脱毛したあとにポロポロ抜けてくるのが効果のあった成長毛です。
次の脱毛で狙うのは、休止期の毛が成長毛になったタイミング、もしくは、退行期の毛が成長毛になったタイミングです。
ただ残念なことに、
目で見るだけでは、どの毛が成長毛でどの毛が休止期かといった見分けはつきにくいのです。
部位ごとの毛周期と成長期の期間
見た目では見極められない毛周期なので、成長毛の時期に合わせて脱毛に通い、脱毛効果を感じやすくする必要があります。
毛周期の早さは部位ごとに異なります。
| 部位 | 毛周期の 長さ | 成長毛の 期間 |
|---|---|---|
| 脇 | 1年〜2年半 | 2〜3ヶ月 |
| VIO ライン | 1年〜2年 | 1ヶ月半〜2ヶ月 |
| 太もも ひざ下 | 6ヶ月〜1年半 | 1ヶ月半〜2ヶ月 |
| 腕 | 6ヶ月〜1年半 | 1ヶ月半〜2ヶ月 |
| 顔 | 6ヶ月〜1年半 | 1ヶ月〜2ヶ月 |
毛周期の長さ
- 成長期
- 退行期
- 休止期
このサイクルを一周する期間の長さです。
脇やVIOなど、第二次性徴期で生えてくる毛は毛周期が長く、生まれつき生えている毛の毛周期は短い傾向にあります。
成長毛の期間
毛が成長期・成長後期でいる期間の長さです。
脱毛の施術を一回受けたあと、次の成長毛を狙うために「成長毛の期間」待つ必要があります。
よく脱毛サロンのスタッフから言われる「毛周期に合わせて予約する」は、
次の成長毛を狙うために来店の間隔を空けるということなんですね！
最短5回で完了！？脱毛に必要な回数と期間
毛周期を元に考えると、脱毛は最短5回で完了したと感じることができる！
これは、成長期の毛が毛全体の10〜20％程度だということが関係しています。
毎回成長毛すべてを処理できた場合、100％÷20％＝「5回で完了」となるわけです！
ただ、生えてくる毛によっては毛周期が確実に20％あるとも限りません。
退行期直前の成長期後期の毛だってあります。そのため、脱毛完了までは平均して5〜6回です。
ただし、これは医療レーザー脱毛の場合の目安で、出力が下がる光脱毛の場合は、倍以上の回数がかかると思っておいたほうがいいでしょう。
部位によって回数や間隔は変わる
脱毛が進むにつれて、毛周期（退行期や休止期）が長くなるので、次に生えてくる毛はどんどん遅くなります。
毛の量も減っていくため、薄くなってきたと感じるのは1回1回できますよ。
ただ、退行期や休止期の長さは部位によって異なります。
全身脱毛コースで脱毛に通う場合、脇やVIOのように、退行期や休止期が長い部位だけ、他の部位よりも毛が残っているように感じるかもしれません。
これは毛周期のズレからくるものです。
脱毛の満足度は人それぞれですが、もっと脱毛を継続したい部位だけ追加脱毛ができるか、などはサロン・クリニック選びのポイントのひとつにもなります。
毛周期と脱毛の間隔の注意点
脱毛に通う間隔は毛周期と大きく関係しています。
ここでは注意点について、お伝えします。
施術のタイミングは空けすぎも詰めすぎもよくない
いっぱい毛を生えさせてから脱毛すれば、一気に成長期の毛を大量に脱毛できるのでは、と考える人がいますが、残念ながらそんなことはありません。
施術のタイミングは空けすぎても、成長毛は退行期になってしまいますし、
詰めすぎても休止期の毛穴からまだ成長毛が生え揃いません。
クリニックやサロンで案内されるペースがベストです。
2〜3ヶ月に1回の施術がおすすめ
脱毛の施術は2〜3ヶ月に1回が平均的なペースです。
部位によって毛周期には多少の違いがありますが、全体を通して体毛は2〜3ヶ月に1回、
成長期が短めの顔なら1〜2ヶ月に1回の間隔で来店するのがよいでしょう。
多少ズレてもOK
成長毛の毛を狙って効果的な脱毛をするならば、2〜3ヶ月に1回の脱毛がおすすめですが、
そうはいっても、多少のズレがあっても大きな問題ではありません。
一度ペースを乱してしまったから、脱毛の回数が余分に必要になるということは基本的にはありません。
脱毛に大切なのは、途中で諦めずに、レーザー脱毛なら5回、光脱毛なら8回は最低でも続けることです。
夏にむけていつが始めどき？
夏にむけて脱毛をするようなら、夏までに
- レーザー脱毛
2回 - 光脱毛
4〜5回
照射をしておきましょう。
そうすれば、
夏にムダ毛のない
キレイな肌を
思いっきり出せますよ
この回数は、あきらかに脱毛効果の実感が得られる目安だからです。
レーザー脱毛2回後なら、最高40％のムダ毛がなくなっていることになります！
しかも、次の成長毛が生えるまでの毛周期もだんだんと長くなっている頃。
ムダ毛を気にしなくていい、ツルすべの肌で夏を過ごせるというわけです！
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毛周期が関係ない脱毛法の仕組み
最近増えている「毛周期が関係ない」脱毛法は、蓄熱式脱毛（SHR脱毛）と言われるものです。
成長毛の毛根だけでなく、毛包全体や毛包内の毛を生やす司令塔であるバルジ領域に弱めの熱を与え続けて脱毛効果を得る方法です。
成長毛ではなく
毛穴がターゲットなため
毛周期が関係なく
詰めて通ってもOKなんです
次に生えてくる毛を減らすことができるため、施術後のポロポロ抜ける感じはあまりありません。
成長毛が生えるのを待たなくていいので、できるだけ早く脱毛効果を得たい人におすすめです。
毛周期が関係ないSHR脱毛のストラッシュ
全身脱毛の他に部位別プランも用意されているため、部位に合わせて回数を増やすことも可能です。
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まとめ
毛周期は毛の成長サイクルのことで、脱毛の効果に大きく関係のあるものです。
毛周期の中で、もっとも大事なのは成長期。
この期間の毛を狙うためには、2〜3ヶ月に1回の来店を守っていくことが大切です。
という人は、一度スタッフと毛周期について相談してみてもいいかもしれませんね。
